Harry Potter and the Philosopher's Stone
Chapter 1 [00:02:33] "Albus, do you really think it’s safe, leaving him with these people? I’ve watched them all day. They are the worst sort of Muggles imaginable. They really are." (Professor McGonagall)
Do you really think it’s safe, leaving him with these people?
“it’s safe” の “it” は “leaving him with these people” のことです。
マクゴナガル先生はダンブルドア先生に「彼 (ハリー) をこんなに人たちのところに預けてしまうこと (leaving him with these people) が大丈夫だと (is safe) 本当に思っているの? (Do you really think)」と尋ねています。
ここでマクゴナガル先生が言っている these people、them、they は全てハリー・ポッターの伯父と伯母であるバーノン・ダーズリーとペチュニア・ダーズリーのことです。Chapter 2 ですぐにわかるでしょう。
ここではマクゴナガル先生は全体的にゆっくりと話してくれています。強勢は really、think、safe、leaving、people の5箇所ですが、leaving の前で小休止を入れています。
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Do you ˈreally |
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ˈthink |
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it’s ˈsafe |
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ˈleaving him |
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with these ˈpeople? |
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dəjəˈrɪəlɪˈθɪŋkɪtsˈseɪf |
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ˈlivɪŋɪhmwɪððizˈpipl |
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前半部分のリズムは「ドゥユリアリセンケツエイフ」という感じです。
really は頭の中では「リアリ」というよりは「リリ」と思っていたほうが英語らしく発音できるのではないでしょうか。後ろの「リ」は舌が反った l なので、この形を作るために舌の位置を一旦下げます。このときに弱く「ア」が入ってしまうような感じです。
特に“think it’s safe” の部分ですが喉を閉めて息を止めることがないよう、一気につなげて話すようにしてください。
後半部分は「リヴェン匕ムウィジズピポウ」のような感じです。特に leaving him と with these はつながるように注意をしてください。
I’ve watched them all day.
「あの人たちのこと、一日中見ていたの。」
強勢は watched と day の2箇所です。
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I’ve ˈwatched them |
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all ˈday. |
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aɪvˈwɒtʃtðəm |
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ɔlˈdeɪ |
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They are the worst sort of Muggles imaginable. They really are.
Muggle は魔法を使うことのできない種族、ようするに魔法使いから見た人間のことです。ハリー・ポッターシリーズの作者である J.K.ローリング が作り出した造語です。
Muggle には魔法使いから見て人間のことを見下して軽蔑したニュアンスが含まれています。その Muggle の中で思いつくかぎりでもバーノンとペチュニアは最低だ、本当に酷いんだとマクゴナガル先生は言っています。