I-04-0800

Harry Potter and the Philosopher's Stone


Chapter 4 [00:13:41] "Mind. I haven't seen you since you was a baby, Harry, but you are a bit more along than I would have expected. Particularly around the middle. " (Hagrid)

middle: 胴部
mind: いいかい、よく聞けよ

Mind

Mind. で「いいかい」とか「よく聞けよ」とかいった具合に使うことがあります。

ここではそれから派生した間投詞的な使い方で、「ええっと」とか「おいっ」とかと同じくらい意味はあまりないと思って差し支えないでしょう。

I ˈhaven’t ˈseen you since you was a ˈbaby, ˈHarry.

「ハリー、お前が赤ん坊の時から会っていなかったな。」


強勢は not を含んだ haven’t と内容語の seenbabyHarry 4箇所です。「アイヴンシーンユセンツユワザイビ, 」というようなリズムで練習をしてみてください。

since /ns/ once と同じで [t] が起きます。「センツ」のようになります。

was a も繋がって「ワザ」のようになります。

/s/ /ʃ/

/h/ の説明でも触れましたが、日本語では「イ」段では子音が変わってしまいます。

「サ」「ス」「セ」「ソ」は /s/ と同じと思って差し支えありません。「シ」は舌の奥が持ち上がって平になり舌の両横のヘリは奥歯にくっついてしまっているはずで、どちらかというと /ʃ/ に近い音に聞こえます。

英語では /s/ /ʃ/ は全く異なる子音であり、正確に使い分ける必要があります。sit (/sɪt/) shit (/ʃɪt/) とではかなり意味が違います。

/s/ は舌先と歯茎とで摩擦をさせる音で、日本語の「サ」「ス」「セ」「ソ」とほぼ同じです。あえて言うならば日本語よりももっとエネルギーを使って強く摩擦をさせたほうが英語らしくなります。

/ʃ/ は舌を /s/ よりもやや後ろに下げたところで摩擦をさせます。上の歯の後ろの歯茎の出っ張った部分のやや上がったところです。日本語の「シ」とは正確には別の音であり、唇を丸めるとこの音を出しやすいでしょう。

She sells sea shells by the sea shore. (/ʃɪ selz si ʃelz baɪ ðə si ʃɔ/) を正確に発音できますか?/s/ /ʃ/ の違いに注意して練習してみてください。

seen を「シー」とカタカナでは表しましたが、/sin/ です。/ʃin/ ではないので注意してください。


標準的な文法では you was ではなく you were です。ハグリッドが you was と言っているのは方言で訛です。誤っているとか正しくないということではないのですが、いわゆる「標準」とは異なります。

but you are a bit more aˈlong than I would have exˈpected.

「でも、思っていたよりも大きくなっているな。」


強勢は内容語である along expected 2箇所です。but の後でひと呼吸置いて、続きは「ユアアビッモアロンザナエウダヴェクスッテド」のように発音をします。

I would have expected の部分は

have /h/ は省略されて前の would と繋がって「ウダヴ」のようになります。would /w/ は唇を丸めて移行音が出るようにしてください。

・ 更に後ろの expected と繋がって「ウダヴェクス・・・」のようになっていきます。

expected /pektəd/ の部分は /kd/ と破裂音が連続するので、前の /k/ は破裂をさせず口の奥で閉鎖を作るところで終えてしまいます。


along は「時間が経つ」とか、その結果、「年をとる」、子供に対しては「成長する」という意味があります。

ここでは例えば would expect ではなく would have expected なので、ハリーと別れた時のままだと「ずーっと思っていた」というニュアンスが含まれます。

Parˈticularly around the ˈmiddle.

「特に腹のあたりが。」


particulary 2音節目 /tɪk/ に強勢があります。

around は機能後なので速く発音をしなければなりません。ここでは最初の /ə/ を省略してしまい /raʊnd/ のようになっています。

middle /dl/ は「側面破裂」を使います。舌先は歯茎につけたまま、舌の両横のヘリで /d/ を発音します。