Harry Potter and the Philosopher's Stone
Chapter 17 [01:07:46] "Parvati Patil said that she wouldn't come out of the girl's bathroom. She said that she'd been in there all after noon, crying. " (Neville Longbottom)
Parˈvati Paˈtil ˈsaid that she ˈwouldn’t come ˈout of the ˈgirl’s ˈbathroom.
「ハーマイオニーが女子トイレから出てこようとしないってパーバティ・パチルが言ってた。」
強勢は沢山あって、Parˈvati, Paˈtil, ˈsaid, ˈwouldn’t, ˈout, ˈgirl’s, ˈbathroom の7箇所です。
文章全体では「パヴァテパテルセザチウォドゥンカモウロザガルズバスルム」のようなリズムになります。
Parvati Patil の発音は /pəˈvətɪpəˈtɪl/ です。
said that she の部分は
①まず、said の /d/ は次の /ð/ に備えて舌と歯で閉鎖を作ってしまいましょう。
②that she は連結して「ザチ」のようになります。
wouldn’t (/wʊdnt/) は not を含むので強勢があります。/w/ の音はよく響かせてください。唇をすぼめた状態から次の /ʊ/ に向けて唇を突き出すように動かしながら「ヴ」のような音を出します。/dn/ の部分は鼻腔破裂を使います。
come out of の部分ですが
①come out は句動詞なので out を強く発音します。
②of は /ə/ だけになり、
③out の /t/ は「ラ行」の音になって連結し「カモウロ」のようになります。
girl’s (/gəlz/) の /l/ は /ə/ の舌の位置から「アル」と言いながら舌先を持ち上げて歯茎に付けるように発音をします。
bathroom (/bæθrum/) は /æ/ は「ア」と「エ」の中間の音になるように、そして、/θ/ は上下の歯で舌先を噛むようにしましょう。bathroom は「おふろ」ではなくて「トイレ」です。
She ˈsaid that she’d been in ˈthere ˈall afterˈnoon, ˈcrying.
強勢があるのは ˈsaid, ˈthere, ˈall, afterˈnoon, ˈcrying で、「シセザチドゥビネネアオラフタヌン, クラエン」のようなリズムになります。
最初の she はパーバティ・パチル、2つ目の she はハーマイオニーです。
she’d been は she had been を省略したもので過去完了形の文です。最初の She said はパーバティ・パチルがネビルに話したことなので過去形です。次の she’d been in there all afternoon, crying. はハーマイオニーが泣きながら午後はずっとトイレに籠もっていたことです。パーバティ・パチルがネビルに話したときから更にその前のこと (過去の過去) なので過去完了形を使います。