Harry Potter and the Philosopher's Stone
Chapter 22 [01:34:56] "Ron, you've really got to see this. Ron, you've got to see this. Ron. Ron, come on. Get out of bed. " (Harry Potter)
ˈRon, you’ve ˈreally ˈgot to ˈsee this. ˈRon, you’ve ˈgot to ˈsee this.
have got to 〜 は「〜しなければならない」という意味です。学校の教科書で出てきた覚えはありませんし大学の受験問題に出てきた記憶もありません。でも、これは非常によく使われる表現です。
have got to の中では動詞の got の部分だけに強勢を置きます。got to (/gɒttə/) は「ガラ」のように発音します。
really (/rɪəlɪ/) も頻繁に使う単語です。思い切って /ə/ は無視してしまって、「レアレ」というよりも「レレ」のように発音をしたほうが英語らしく聞こえるでしょう。最初の「レ」は /r/ なので舌は上顎には付けず宙に浮いた状態で発音しますが、2つ目の「レ」は /l/ なので舌先を歯茎に付けます。このときに舌先は上に反らせて下方から歯茎に向かって付けに行くようにするため、特に意識をしなくても /ə/ の音がわずかに出ます。
全体の発音は「ロン ユブレレガラシデス ロン ユブガラシデス」のような感じになります。
Ron の /n/ は舌をしっかりと歯茎につけてください。
see は /si/ です。唇を横にしっかりと引いて日本語の「イ」よりも舌の位置が高い音になるように気をつけてください。そして、あまり間違えることはないと思いますが子音は /ʃ/ ではなくて /s/ です。日本語の「シ」はどちらかというと /ʃ/ に近い音ですが、舌先で摩擦する音を作る場所はもう少し前の歯に近い方、「サ」「セ」「ソ」のあたりです。
強勢がないので地味ですが、this (/ðɪs/) の /ð/ は歯で舌を挟むようにして摩擦する音を出してください。こちらの母音は /ɪ/ です。「イ」と「エ」の間の音ですが、日本人にとっては「エ」と思って発音をしたほうが近い音になるでしょう。
ˈGet out of ˈbed.
すでに何回か出てきましたが、of は /ə/ だけになってしまうことがよくあります。
ここでは「ゲラウラベ」のような発音になります。