Harry Potter and the Philosopher's Stone
Chapter 1 [00:02:46] "This boy will be famous. There won’t be a child in our world who doesn’t know his name. " (Professor McGonagall)
This boy will be famous.
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This ˈboy |
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will beˈfamous. |
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ðɪsˈbɔɪ |
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wɪlbɪˈfeɪməs |
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「この子は将来有名になります。」
強勢は boy と famous の2箇所です。
英語のリズムには大分慣れてきましたか?
「デェスボエウェルべフェイマス」です。
There won’t be a child in our world who doesn’t know his name.
who doesn’t know his name は child の説明を追加する文で、child who doesn’t know his name で「ハリーの名前を知らない子」です。文章全体では「ハリーの名前を知らない子は我々の世界 (魔法使いの世界) にはいなくなる。」つまり、「魔法使いの世界では子供にだってハリーの名前は誰にでも知れ渡るようになる。」という意味です。
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There ˈwon’t be |
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a ˈchild |
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in our world |
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who ˈdoesn’t |
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ˈknow |
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his ˈname |
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ðeəˈwoʊntbɪəˈtʃaɪldɪnaʊəˈwəld |
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huˈdəzntˈnoʊˈhɪzˈneɪm |
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動詞、名詞は内容語なので自然と強勢が置かれます。
これに加えて not も強勢は置かれます。not はそれだけ重要な言葉なのです。ここでは doesn’t、won’t も強勢が置かれます。
リズムは「ゼアウォンべアチャエルデェナワールドゥダズンノウヘズネイム」という感じです。
won’t be の部分、/t/ と /b/ は破裂音が連続するので前の /t/ は破裂させません。
child と次に in はくっついてしまって「チャエルデェン」のようになり、更に次の our は強勢がないので「ア」のようになってこれもつながり、結局、「チャエルデェナワールド」のようになります。
また、who は関係代名詞で機能語なので強勢はなく、/hu/ の /h/ は無くなってしまっています。doesn’t の /t/ の次は know の /n/ で両方とも歯茎と舌で閉塞を作ります。このため、/t/ は横着をして破裂する部分は省略してしまっています。
まとめると、この部分は「チャエルデェナワールドゥダズンノウヘズネイム」のようになります。