Harry Potter and the Philosopher's Stone
Chapter 10 [00:35:07] "Are you sure that's a real spell? Well, it's not very good, isn't it? Of course I've only tried a few simple ones myself but they've all worked for me. " (Hermione Granger)
spell
は「魔法」です。
ハリーポッターのシリーズでは「魔法」を意味するいろいろな言葉が使われます。charm,
curse, enchantment, wizardry などは全部「魔法」です。
文化的に深い関わりのある事柄に対しては言葉は細分化していくそうです。その結果、その事柄に対してそれほど深い関わりがあるわけではない他の文化圏で「ザックリ」と表している言葉に相当するものを見つけることができなくなることもあるそうです。
例えば
rice
の日本語は「コメ」ですが、炊くと「ごはん」ですし平たい皿に盛ると「ライス」になります。「イネ」も「モミ」も「ワラ」も
rice
です。新沼謙治さんの「津軽恋女」によると津軽にはこな雪、つぶ雪、わた雪、ざらめ雪、みず雪、かた雪、氷雪の7つの雪が降るとか。
西洋は魔法や魔法使い・魔女に深く関わってきた文化です。これらの言葉にそれぞれピッタリと当てはまる日本語はおそらくありません。
I’ve
only ˈtried
a few ˈsimple
ones myˈself
but ˈthey’ve
all ˈworked
for me.
ハーマイオニーの話す最後の部分は早口なのでやや聞き取りにくいかもしれませんが、これもリズムと単語の結合を抑えておけばなんとかなるでしょう。いつものようにカタカナで表すと「アイヴォンレトゥラエダフュセムプルワンズマイセルフ
バゼィヴォルワクトフォメ」のような感じです。