Harry Potter and the Philosopher's Stone
Chapter 25 [01:49:56] "I think if he'd had the chance, he might have tried to kill me tonight. " (Harry Potter)
I ˈthink if he’d ˈhad the ˈchance, he might have ˈtried to ˈkill me toˈnight.
これは仮定法過去完了の文章です。森の中での出来事、すなわち過去のことを思い出して「もしもあのとき〜だったら」と言いたいのでこの形になります。
条件節の部分の if he’d had the chance は if he had had the chance です。最初の had は過去完了を表すもので、2つ目の had は動詞 have (a chance) の過去分詞です。he はヴォルデモートで、「もしもあのときヴォルデモートにチャンスがあったなら」となります。
主節の he might have tried to kill me tonight は最初のダンブルドア先生のセリフと同じ仲間です。「might have + 過去分詞」は「〜したかもしれないが、でもそうしなかった」です。「今晩、ヴォルデモートは僕のことを殺そうとしただろう」です。
発音は「アセンケフェダダチャンツ ヘマイラヴチュラエトゥケルメトゥナイト」のような感じになります。I think if he’d had the chance の部分は /h/ は発音しないようにしてください。chance (/tʃæns/) は「チャンス」ではなく「チャンツ」になるのでしたね。
might have は強勢がないので早く発音をしなければなりません。might の /t/ は「ラ行」の音になり、have の /h/ は省略され「マイラヴ」のようになります。