Harry Potter and the Philosopher's Stone
Chapter 16 [01:04:57] "Ah, you like it now. Just wait. It's wicked fast and damn near impossible to see." (Oliver Wood)
It’s ˈwicked ˈfast and damn near imˈpossible to ˈsee.
and はここでも /n/ だけになってしまっています。
次の damn near impossible to see が聞き取りにくいかもしれません。強勢は impossible と see の2つの単語です。「ダムネイムポセボウトゥシ」のようなリズムになります。
damn は強勢がありませんが /dæm/ なので「エ」と「ア」の中間の音を出しましょう。/m/ は唇を閉じるとともに次の near のために舌を歯茎に付けます。near は /nɪə/ なので頭の中では「ネア」のように発音するつもりでも、実際は弱く「ネ」と言ったらすぐに impossible 取り掛かりましょう。
impossible で気をつけるのは、まずは /p/ をきちんと破裂させてください。そして、/l/ は舌を歯茎に付けなくても次の to に備えて前の方にもってきながら「ウ」といえば /l/ に聞こえるはずです。
最後の see は上では「シ」と書いてしまいましたが /ʃ/ ではなくて /s/ です。
wicked はもともとは「ひどい」とか「あくどい」とかネガティブな言葉ですが、「スゲーッ!」のように褒めるように使うこともあります。「ヤバイ」のようなものかもしれません。
damn は「チクショー!」のようは言葉ですが、あまり意味はありません。こういう単語をはさんでおいたほうがカッコいいのかもしれません。特に若者には。
near はここでは almost と同じような意味です。
「そいつはスゲー速くて、見ることなんでほとんどできやしない。」です。